高級ブランド牛を生産する過程で重要なのが人工繁殖用に精液を供給する「種牛」の育成です。宮崎牛など人気の高い種牛の精液は一回当たり数千円の高値で取引されることもあり、2007年には宮崎県産和牛の冷凍精液入り容器143本が盗まれる事件も起きました。種牛の育成は、畜産の盛んな地域の自治体などが取り組んでいます。

この精液を使った人工授精で農家が子牛を育て、子牛は他の産地にも出荷されており、育った期間が最も長い地域名を表示できるため、さまざまなブランド牛になります。宮崎県は年約2万9000頭を県外に出荷。うち約2700頭を三重県に出荷しており、多くが高級牛として知られる「松阪牛」に育てられます。

県が避難させていたエース級の種牛6頭は、現在の宮崎牛の約9割の「父」に当たります。6頭の精液は専用容器で約15万本が冷凍保管されており、当面は精液を供給できるほか、その血を引く子牛を再び種牛に育てることは可能。

ただ15万本では一年しか持たないという見方がある上、種牛の育成には7年程度かかるとされ、他のブランドにも深刻な影響を及ぼす可能性があります。
リクルートは16日、国内企業4400社を対象とした2011年春の大学生と大学院生の新卒採用計画の調査結果を発表しました。それによると、10年春に比べ「減らす」と回答した企業が9.3%だったのに対し、「増やす」は5.5%にとどまりました。2年連続で「減らす」が「増やす」を上回っており、新卒採用は厳しい"氷河期"が続く見込みです。

「減らす」と回答した企業の割合は、米国発の金融危機の直撃を受けた前年調査の15.7%から6.4ポイント低下しました。ただ、前年と「変わらない」と答えた企業は48.4%で、前年調査より2.2ポイント減少。「わからない」の回答が36.6%と、07年の調査開始以来、最高の数値となり、現段階で多くの企業が採用計画を立てられないでいる実態が浮き彫りになりました。
栃木県足利市で1979年、福島万弥ちゃん(当時5歳)が殺害された事件で、遺族からの要請で遺留品のDNA鑑定を試みていた県警は9日、「DNAは検出されず、鑑定不能」という結果を万弥ちゃんの父親の譲さん(55)に伝えました。

事件はすでに時効が成立していたが、譲さんから今年7月、鑑定を求める嘆願書が提出され、県警が鑑定を行う方針を決定。宇都宮地検が保管していたリュックサックや、ビニール袋、ひもなど数十点の遺留品を取り寄せ、県警科学捜査研究所がDNA鑑定を試みました。

捜査関係者によると、科捜研では、唾液(だえき)や体液、血痕、皮膚片や、それらの痕跡を試薬で探したが、DNAは検出されなかったという。捜査関係者は「歳月がたち過ぎている。DNAが検出できるような保存状態ではなかった」としています。譲さんは「鑑定に取り組んでくれたことは評価したいが、結果が芳しくなかったのは残念だ」と話しました。

2010年5月

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